石けんの歴史

SOAP HISTORY

石けんの歴史

石けんの歴史
SOAP HISTORY

石けんの歴史

 

【古代】

水洗いや灰汁・植物で洗濯をしていた。

【紀元前3000年代】

”不思議な土”の発見。

羊を焼いて神に供える習慣のあった「サポーの丘」には、したたり落ちた羊の脂と灰が雨に流され、それが川に堆積した土の中に、自然に石鹸らしきものができたと言われている。

シュメール(現在のイラク)の記録粘度版に、すでに薬用としての石鹸が登場しており、塗り薬や繊布の漂白洗浄に使用されていた。

【8世紀頃】

石けん作りが始まる。

家内工業として定着し、石けん職人という職種も生まれた。

【12世紀頃~】

工業的に量産が始まる。

地中海沿岸のオリーブ油と海藻灰を原料とした現在の石けんに近いものが、工業的に量産され始め、ヨーロッパを中心に広がった。

【16世紀】

イタリア・スペイン・フランスが石けん製造の中心地となる。

地中海の物資の集積地であるマルセイユが石けん工業の中心地となった。

日本で古くから使われている”マルセイユ石けん”という名称をこのマルセイユの石けんが由来。

【16世紀末期・戦国時代末期】

日本で初めて石けんが入ってきたのは、戦国時代末期、ポルトガル船によってもたらされた。

ポルトガル語で”サボン”はシャボン玉の「しゃぼん」の由来。

以来、石けんは貴重品で、手にすることが出来たのは将軍や大名などの限られた人たちだけだった。

庶民は、植物や灰汁を使って洗濯したり、小豆や大豆の粉に香料を入れた洗い粉、ヘチマ、ぬか袋、軽石などで身体を洗っていた。

【明治時代】

日本で石けんの生産が始まる。

 

HOME | 石けんの歴史_SOAP HISTORY_16